ともしび日記

44歳 ナイトワークはじめました。

屏風から虎を追い出しました!

 

入店25日目。

そろそろ自分の顧客が欲しい・・・

 

 

あかりの勤務地「別世界」は、五反田駅から100m程続くキャバ街道の果て、しかも視認性の低い地下に存在する。

 

 

店側は二言目には「営業」と言うが、既に指名キャストがついているリピーターの比率が高く、新規のお客様を誘導して貰わない事には、新人としては営業相手に窮する。

 

 

「まず屏風から虎を出せ」ってね。

 

 

五反田界隈の新規拡大営業は至って古典的で、客引きとビラ配りの2種。

 

 

さてティッシュでも配るかな等と考えていた矢先、閃いてしまった。

 

 

キャバクラ情報サイト『ポケパラ』。

 

 

早速 店長に掛け合って登録して貰い、ブログを書き始めた所・・・

 

 

なんということでしょう!

 

 

5日目にして、アクセス数が 22人中 2位 に躍り出てしまった。キャバ嬢の命、加工プロフィール写真もないのに。

 

 

「早く会いたいです」などと仰る神様からのメッセージまで頂戴した。

 

 

ポケパラ楽しーーーー!!

 

 

 

【 営業 】

ポケパラ あかりのブログ

https://sp.pokepara.jp/tokyo/m18/a10067/shop2474/gal/174929/blog_list.html

ポケパラ あかりのプロフィール

https://sp.pokepara.jp/tokyo/m18/a10067/shop2474/gal/174929/

 

 

お客様は神様です。チャラくても。

 

入店20日目。

トーク検定20級。

 

業界で名を馳せるアーティスト、Sさんの席に着く。・・・・・・。せめて微笑みを。

 

私(半跏思惟像)

 

「チャラいでしょ?」

 

微妙にチャラい。どうしよう。

 

「チャラくな~い?」

両手がYO!と言っている。チャラみマシマシ。

 

私「そんなにチャラくないです!」

0点。若干認めてしまったし。

 

「OK、あかりちゃん!氷はね・・・」

Sさん流、正しいロックの作り方。

 

「ロックグラスはこうやって・・・」

言われた通り手にする。

 

「そう、Elegant!& Beautiful!」

ジャニーさん入ってきた。

 

頬の緊張が緩む。

微笑み・・・か、これが。

 

「お客様は神様です、って知ってる?」

 

知ってる。三波春夫さん。

雑念を払い、神に祈るような清い心で挑まなくては、完璧な芸は見せられない。

 

Sさんはもう一段踏み込む。

 

アニミズムだよ」

観衆のみならず、背後にある大いなるもの全てに芸を捧げるのだと。Sさんのクライアントは幸せだろう。自らに神を宿し、神に抱かれるのだから。

 

何杯目だっけ?琥珀色の液体をマドラーで3周する。時空、ゆらり…ゆらり。

 

酔の戯れに仄かに燈る光。

 

・・・神?

グラスが、私の奥底が、淡く煌めく。

 

 

この世界は愛に満ちている。

心澄ませば。

 

 

なんだかとても眠いんだ…

パトラツシュ …

 

 

おしまい。

 

 

 

 

 

~待つ営業~ 理想を引き寄せる

 

研修7日目。

水割り作りは上達したが、トークは一向に弾まない。

 

 

Step7 「連絡先交換」。

連絡先を伺わない事には営業ができないというお店の主張。とりあえず「塁に出ろ」と。

 

 

初対面のキャバ嬢に個人情報を開示するなんて、リスクマネジメント大丈夫?という疑問は、まろやかに寝かせておく。

 

 

王子様とキャッキャするあかり。

QRコードを読取るあかり。

ワン切りの着信を登録するあかり。

・・・妄想楽しい。

 

 

お客様の心にも灯りをともせますように。

 

 

10分後。

「延長かかってるから、頑張ってね」店長に背中を押されて席に着く。

 

 

きゅーん!

( Yes, fallen in love!!)

 何と見目麗しく、爽やかな・・・(語彙力頑張れ)。

形容のキャパを超えたステキ加減。

 

 

 「連絡先教えて頂けますか?」(お客様)

えええ~?! 何この理想的な展開!!

引き寄せの法則? ザ・シークレット? 道端ジェシカ? 

 

 

名刺を取り出し、震える手で携帯番号・LINEアドレス・ブログのタイトルを書きとめる。必死。

 

 

鏡越しに店長の目から放たれる「延長ビーム」は無視。

定刻でチェックし、お見送りする。

 

 

またお逢いできますように。

 

 

「連絡先お聞きした?」店長。

「忘れました。」

お伝えした。後は待つのみ。

グッジョブあかり。

 

 

翌朝。

お客様からLINE。

「ブログ見ました。僕の感想も書いて欲しいですね。」

Yessssss!!!

 

 

To be continued.

 

「職業に貴賎なし」という驕り

 

体験入店2日目。

五反田No.1熟女キャバ嬢さんのバースデーイベントで姉妹店へ。彼女のヘルプで、50代男性の席に着いた。

 

 

私の容姿をしきりに褒めて下さる。(何もでませんよ)。悪い気はせず、聞かれるままホイホイ答えてしまった。

 

 

「あかりちゃん、いいトコの娘じゃん。(フツーです)。何でこんなトコいるの?」

 

 

何で?

こんなトコ ???

 

 

「職業に貴賎はないと思います」

「ほらね。上からだ」

 

 

賤・・・は私。

この仕事でなく。

 

 

恥じらいの雫

うるる。

 

 

「あかりちゃん天然〜!かわい〜!」

膝に手が伸びる。

 

 

許すよ、

そのボディータッチ。

10秒だけ。

 

 

酔拳

真面に受けてしまった。

 

 

【体験入店】初任給は仏前へ

 

初日。

正確にはエピソードゼロ。

 

酒乱のお客様のヘルプを任された。ヘルプとは、お客様が指名した女性が離席する時などの補佐役らしい。

 

「そんな服着ておじいちゃ・・・ちゃんのお墓・・・」概ね聞き取れない呂律からほとばしる唾が顔面を襲う。彼は私に何か大切なメッセージを告げる為に泥酔されているのかもしれない。傾聴。

 
 
時折席に戻る先輩(ご指名の女性)がフニャ語を通訳して下さる。どうやら未経験風情を気に入って下さったようだ。その後も延長・延長で閉店までいらした。
 
 
「あかり!こんな店二度と来るな!!絶対来んなよ!!!」お別れシャウト。慈愛・・・だと思う、たぶん。
 
 
ロッカーに戻ると、先輩からフォローが入る。「初日からごめんね。酔うとキレちゃって。でも助かったわ。ありがとう。」美人+低姿勢+色気= 惚れる。
 
 
店長から今日一日のお給料を頂いた。お金の尊み。生きた証。フニャ訓戒。これは祖父母に預かって貰おう。
 
 
愛すべき五反田の片隅。
 
 

☆ ごあいさつ ☆

 

はじめまして。

藤井あかり(源氏名)と申します。

 

2018年7月から五反田の「別世界」という熟女キャバクラで働き始めました。

 

プロフィールは追々記述しますが、難病と怪我でそれぞれ死にかけたこと以外は、普通の44歳です。

 

私にとって普通は奇跡です。

 

夢は55歳まで普通に生きること。目標は通算1000人のお客様とお話すること。2020年頃までに達成して辞める予定です。

 

このブログは「あかり」の成長記録として、思いつきでスタートしました。デザインやカテゴライズ等はこれから手掛けます。メカ音痴なので、どなたか助けて下さい。

 

コンセプトも流離い気味です(ひどい)。2020年時点のタイトルは「酔っ払い図鑑」になっているかも知れません。

 

それでは・・・

五反田の夜のあかりをお納め下さい。

 

 

2018年7月3日

五反田 別世界  ☆ あかり ☆